老後までに2,000万貯めるには?不動産投資で始める老後資金対策
年金だけでは定年退職後の生活を充実させるのが難しいといわれ、いかにしてお金を貯めておくかを考える人が増えてきました。そんな中、資産運用方法のひとつとして、として不動産投資も注目されています。一般的には年金生活を始める前に2000万円くらいあれば安心といわれていますが、不動産投資ではそれが実現できるのでしょうか。
不動産投資の利益モデルを理解しよう
老後の生活を始めるまでに2000万円を貯められるのかを考える上で何よりも重要なのは、不動産投資の利益モデルを正しく理解することです。
不動産投資はマンションやアパートなどの賃貸経営を行える物件を購入して賃貸経営をしていき、賃料によって収入を得るのが基本になります。不動産の購入には莫大な費用がかかりますが、投資目的で購入する場合にも銀行などで融資を受けることが可能です。大半のお金はローンによって手に入れて不動産投資をするのが常套手段で、一般的にレバレッジをかけられる投資だといわれています。
頭金を少し支払うだけで何千万円あるいは一億円以上もの物件を購入して賃貸経営をすることが可能です。ローンについては賃料収入の一部を使って返済していくというのが一般的なやり方になっています。
このようなレバレッジをかけられるメリットについてももう少し詳しく見てみましょう。もしある投資商品の利回りが5%だとしたら、本来200万円しか運用できない場合には年間で10万円の利益が生まれます。20年運用したとしても200万円にしかなりません。
しかし、ローンを組むことによって頭金200万円で4000万円の物件を運用できたとしましょう。すると利回りが5%なら年間で200万円の利益が生まれることになります。するとたった10年の運用で2000万円の預金を作ることができるという計算になるのです。このように不動産投資は少額の資産であってもレバレッジをかけて大きな利益を生める可能性を秘めている利益モデルになっています。
老後資金対策とするのに重要な二つのポイント
老後資金対策として不動産投資をしていこうという場合には重要なポイントが二つあります。一つはローンの返済は老後になる前に終わるようにしておくことです。投資にはリスクがつきものなので、もしかすると賃料収入が少なくなってローンの返済額に満たなくなってしまうかもしれません。そのときに仕事をしている段階なら、給料から少し出してとりあえずローンを返済し続けられるでしょう。
もう一つもこれに関連することで、返済が終わっていないと物件自体は自分の所有物になっていないということに留意しておくことが重要です。完済したら不動産を売って利益を生み出すこともできるので、それだけで2000万円以上もの現金を調達できる可能性もあります。不動産の売却には時間がかかりがちなのが問題ですが、完済した暁には大きな資産が手に入ると覚えておきましょう。
不動産投資会社に相談してシミュレーションをしよう
老後資金対策として不動産投資をしていきたいと思ったなら、不動産投資会社に相談しましょう。2000万円のお金を定年退職時期までに手に入れようと考えたときに、本当にその目標を達成できる自信はあるでしょうか。実際に2000万円を手に入れられるかは運用してみなければわからないのは確かですが、まず可能性がある物件を探さなければならないでしょう。
目標を達成できる可能性がある物件なのかどうかを見極めるために重要なのが、利益をシミュレーションしてみることです。想定利回りがどのくらいになり、何年でいくらの利益を生み出せるのかをシミュレーションしてみると、投資すべき物件を選び出せるようになります。
不動産投資会社ではこのようなシミュレーションツールを持っていて、顧客の求めに応じて試算に対応していることがほとんどです。シミュレーションをしてみると希望を叶えられる物件の候補を速やかに絞り込めるだけでなく、優劣も付けられるので、スムーズに投資する物件を決められるでしょう。
老後資金対策として不動産投資をするのはレバレッジをかけられる点で合理的で、2000万円を用意しておく目標を達成できる可能性があります。少額から始められるので若い頃から不動産投資を始めるのもよい方法でしょう。不動産投資会社を利用すれば利益についてのシミュレーションをして、どの物件がよいかを評価できることがよくあります。
不動産投資では目的に合った運用が可能な物件を選び出すことが欠かせません。不動産投資会社はその点で優れているパートナーになるので、老後資金対策として不動産投資を始めたいと思ったら問い合わせをしてみましょう。物件選びまで行ってくれる不動産投資会社もあるのでまずは相談してみるのが大切です。