不動産投資で失敗した人がやっていた【残念】なことって?
不動産投資は長期間にわたっての運用を必要とするものです。その分大きなお金が必要になる一方で、安定したリターンを期待することができる点が魅力となっています。ある程度の知識がないと取り組むことが難しい投資ではありますが、様々なサポートを受けることができます。しかし失敗をすることもあるため、様々なケースを知っておきましょう。
担当者がお勧めすることをそのまま信じていたケース
不動産投資をするのであれば、不動産投資会社などを活用するのが一般的です。個人で取り組むには少々ハードルが高い部分がありますので、一般的なサラリーマンが余裕資金の範囲内での不動産投資を考える場合などには、不動産投資会社の提供しているサービスを利用することも検討できるでしょう。
しかしながら、このようなサービスの全てが必ずリターンを期待することができるものであるかといえば、そうではありません。投資は自己責任ですのでしっかりと考えて取り組む必要があります。
例えば不動産投資会社の推奨する案件であれば絶対に安全であると過信して、全てを鵜呑みにしてしまった場合などは、失敗のリスクが高くなると考えられます。確かに判断をした時点では有効なものであったかもしれませんが、将来にわたってリスクがないとは限りません。
自分で考えて、様々な想定をするのが難しい部分のリスクも飲み込める範囲内で投資をするという姿勢が必要になりますので、担当者の言いなりになってしまうのは非常に残念な結果につながりやすいと言えるでしょう。必要最低限の知識を自分で持つ事はもちろんですが、お勧めされる内容にどのような問題点があるのかを深く考えることができる慎重さと、それを裏付けるための知識が必要になります。すべての投資にはリスクがあるということを理解しなければなりません。
需要の変化を想定しきれなかったケース
不動産投資はその名称が示している通り、不動産を扱う投資です。土地や場所を使って運用することになりますので、その地域が将来にわたってどのような事業を持つのかについては可能な限り予測することが求められます。予測を見誤ってしまうと残念な結果になってしまうことがあるでしょう。
例えば大阪という地域を取り上げるとすれば、再開発の計画がどのように進んでいくのかによって不動産の価値は大きく揺れ動くことになります。大阪において、ある土地が思いがけず高くなることもあれば、その逆も十分に起こり得るものであると考えるべきです。不動産投資会社であってもその辺りを正確に把握することは不可能です。
大阪に限った話ではありませんが、近い将来どのような開発が行われ、どのように需要が変化していくのかについて可能な限り知識をつけることが重要です。もちろん全てを正確に予測することは不可能ですが、価値のある土地や場所というのは安定した魅力があるものです。そのような要素のない不動産を投資対象としないようにするためにも、投資先の価値の有無についてはある程度把握できるようにしておくことが投資をする者として求められる資質であると考えられます。
不動産投資は否応なく長期的な運用を必要としますので、長期にわたってメリットもデメリットも全て含めて考えた上で投資対象として適切であるかを判断する、先を見る目が必要になるでしょう。そしてその責任は自分自身が負わなければなりません。
急な計画変更に巻き込まれてしまったケース
大阪に限らずほとんどの地域で様々な開発計画が進行しています。そしてその計画に沿う形で、将来的に価値が高まると予測されている地域が存在しています。一般的に不動産投資先としては、そのような価値の上昇が見込まれる部分を選ぶのが一般的です。将来的に価値が失われていく場所に投資をするのは下策であると言えるでしょう。
しかしながらあくまでも計画は計画です。変更になってしまう事は、どのようなタイミングであったとしても起こりえる問題であると考えておくべきです。場合によっては近い将来の価値の向上が見込めなくなってしまう種類の計画変更が発生するリスクをはらんでいるのが不動産投資だという認識が必要です。この視点を持っていないと非常に残念な結果になってしまうでしょう。
長期の投資、運用であるからこそ想定外の事態が起こり得るものであると考えておかなければなりません。全てが思い通りになるほど短期間の投資ではないのです。だからこそ不動産投資は、将来にわたって変わらない価値をいかに確保するかと言う点に注目して運用しなければなりません。
これができるかが不動産投資を成功させるかどうかを分けるポイントになるでしょう。もちろんこのような急な変更が全て想定されて投資が行われているわけではありません。しかし万が一に備えているかどうかが、その後の計画変更に対応する余力を生み出すことになります。これはいざ困ったときに大きな差となって現れてくると考えられます。
不動産投資には長期的な視野が必要です。それ以外にも様々な観点が存在しており、1つの見落としが残念な結果につながってしまうことがありえます。それらのケースをよく理解し勉強しておき、想定外の事態に柔軟に対応することができるように備えておきましょう。